コラム

column

皮膚科で処方する医療用保湿剤

保湿剤には大きく分けて2種類あります。

モイスチャライザー

水分を沢山含み直接的に角層の水分を増加させます。

クリームやローション、スプレーなど剤型が豊富で使いやすいです。

例)ヘパリン類似物質(ヒルドイド)や尿素(ウレパール)

エモリエント

皮膚を覆うことにより水分蒸散を抑え間接的に角層の水分を増加させまず

油脂膜を形成することで水分蒸発を防ぐことから、ベタベタします。

例)ワセリンなど。

 それぞれの良い点、欠点があるのですが、乾燥や皮膚炎がひどいときにはどれを塗っても刺激になることがあります。

まずはお薬を塗っていただくことが大切!

患者さんと相談して、どのようなお薬をお出しするか日々考えて処方しています。

身原 京美

執筆者

身原 京美

院長 / 身原皮ふ科・形成外科クリニック

当院は広島で皮膚科専門医と形成外科専門医が診療を行う専門クリニックです。

皮膚科の新しい治療を積極的に取り入れる一方で、高齢者医療にも長年携わってまいりました。また、院長は2人の娘を持つ母として、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年代の患者さんに対応しております。女性としての視点を活かし、シミやシワなど整容面のお悩みにも親身にお応えするクリニックを目指しています。

皮膚のお悩みは、お気軽にご相談ください。

取得資格

日本皮膚科学会認定専門医 抗加齢医学会認定専門医 日本褥瘡学会認定褥瘡医師 医学博士 日本熱傷学会学術奨励賞受賞 国際熱傷学会誌BURNS outstanding reviewer受賞