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皮膚科・形成外科
医療法人 近和会

身原皮ふ科・形成外科クリニック
〒730-0013
広島市中区八丁堀14-7八丁堀宮田ビル7F

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皮膚がん

高齢化の影響もあり、皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)の発生数は年々増加しています。

代表的な皮膚がんには、メラノーマ(悪性黒色腫)、皮膚の角化細胞ががん化するボーエン病・有棘細胞がん、毛包由来の細胞ががん化するとされる基底細胞がん、汗を出す腺細胞(汗腺)ががん化するとされるパジェット病などがあります。

メラノーマは皮膚の色素を作る細胞が悪性化した最もたちの悪いがんの一つで、皮膚がんというとメラノーマを思い浮かべる方が多いかもしれません。この発生頻度は人口10万人あたり1.5~2人くらいと言われ、年間1500人~2000人くらい発生していると推測されています。

一方メラノーマ以外の皮膚がんは、メラノーマに比べて基底細胞がんは約2.5倍、有棘細胞がんや約1.6倍発生しているというデータがあり、圧倒的にメラノーマでない皮膚がんのほうが多く、基底細胞がんと有棘細胞がんで皮膚悪性腫瘍全体の50%以上を占めます。一方パジェット病の占める割合は10%程度です。

(日本皮膚科学会HPより)

皮膚がんの診断は、まず視診(目でみる診察)やダーモスコピー(皮膚を拡大してみる診断器具)で診察し、疑わしい病変には皮膚生検(麻酔をして皮膚を一部切りとり組織検査を行う)で確定診断をします。疑わしい病変と診断するにあたっては、皮膚科や形成外科の専門的な知識や経験がとても重要になります。

皮膚がんは原則として手術で病変を切り取り(切除)治療します。皮膚がんの種類により異なりますが、病変の境界より少し離して切除します。小さな病変の場合は、切除後そのまま縫い縮める簡単な手術で治療が可能です。病変が少し大きい場合は、切除後の皮膚の欠損を修復するために植皮や皮弁などの再建のための手術が必要となることがあります。

メラノーマ以外の皮膚がん、特に基底細胞がんとボーエン病はほとんど転移することがなく、手術のみで根治が可能な場合が多く、初期の段階では短期間で手遅れになるということはあまりありません。特に基底細胞がん、有棘細胞がんは顔面や露光部に生じやすく気づかれやすいので、今までなかった黒い、茶色い、または赤い病変ができてだんだん大きくなってきたなど、気になる部分ができた時はご自身で判断せず当院にご相談ください。

当院では日常的に皮膚がんを発見し、検査治療も行っています(写真は当院で診断、治療を受けられた患者さんです)。全身麻酔を要するような場合やご希望がある場合は広島市民病院にご紹介していますが、局所麻酔で行う手術の場合はほとんどの場合当院での治療が可能です。これは他院にはない、当院の特色です。

皮膚がんも他のがんと同様に、早期発見早期治療がその後の経過のためにもとても重要で、皮膚がんのほとんどは早期発見であれば局所麻酔での手術で完治が目指せます。早期発見、治療には皮膚科形成外科の専門的な知識、経験がとても重要です。

20年以上の診療経験をもつ皮膚科専門医、形成外科専門医が在籍する当院に、お一人で悩まずぜひご相談ください。


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医院名
身原皮ふ科・形成外科クリニック
院長
身原 京美
住所
〒730-0013
広島県広島市中区八丁堀14-7
八丁堀宮田ビル7F
診療科目
皮膚科・形成外科
電話番号
082-512-4112