初診受付サービス

皮膚科・形成外科
身原皮ふ科・形成外科クリニック
〒730-0013
広島市中区八丁堀14-7八丁堀宮田ビル7F

お電話にて、ご予約を承っております。

お気軽にお問い合わせください。
082-512-4112

院長ブログ

2024/2/20花粉と皮ふ

気温が高くなり、花粉症の方には辛い季節になってきました。

花粉は皮膚にも影響することはご存じでしょうか?

「花粉皮膚炎」と呼ばれるもので、花粉が皮膚に付着することにより、主にマスクので覆われていない

目の周りや鼻などに、赤みやかゆみ、腫れやかさつきなどが出ます。

これは花粉症のない方にも発症することが分かっており、特にスギ花粉で症状が出る方が多いようです。

この花粉皮膚炎の発症には、皮膚のバリア機能もかかわっていることが知られています。

バリア機能が下がっていると、外部からの刺激に弱くなり、軽い刺激でも痒みが出て、掻きむしることでさらに皮膚炎が悪化します。

アトピー性の方や乾燥肌の方、花粉症の方などもともとバリア機能障害がある方やアレルギーをもっておられる方に発症しやすいのです。

花粉にさらされるこの季節、しっかりとこすらないスキンケアをして保湿し、皮膚のバリア機能を整えておきましょう。

そして外出から帰ったら、露出していた部分の皮膚を水やぬるま湯で優しく洗浄し、保湿しておくことも大切です。

参考文献Molecular aspects of allergens in atopic dermatitis. Curr Opin Allergy Clin Immunol. 2017 Aug; 17(4): 269–277

2024/2/17肝斑の診断・治療の難しさ

このシミ、肝斑でしょうか?

と言ってご来院する方があとを絶ちません。


肝斑は治療もそうですが、診断の難しさがあるシミです。

典型的な肝斑は

両側のほほ、特にほお骨の上や額、唇などにべたっとした茶褐色のシミがときには網目状に見えることもあります。

眼窩内にはみられないのも特徴です。時に額にも見られる場合もあります。


このような典型的な肝斑の診断はさほど難しくないのですが、問題は典型的な方はむしろ少数であること。

左右非対称であったり、頬や額以外にも出現することもあります。

また肝斑のみでなく、老人性色素斑やソバカスなど他のシミが混ざっていることもしばしばです。

肝斑はスキンケアやメイクに要因があることも多いとされ、クリニックではスキンケア問診にて、普段のスキンケアをお伺いしております。

またレビューⅡという、見えないシミも可視化する機器も用いて、診断・カウンセリングしております。


肝斑の治療には、レーザー(トーニング除く)やフォトフェイシャルは肝斑を悪化させる可能性があるとされており、クリニックではまずピーリングやエレクトロポレーション、レーザートーニング、塗り薬や飲み薬で自費で治療させて頂いております。

そして“こすらないスキンケア”も絶対的に必要なこととして、丁寧に医師、看護師より指導させて頂いており、治療中でもお肌の状態に合わせて、随時見直しのお声がけもさせて頂いているのです。

2024/2/4 キズの手当

日常的におこるケガ、転んですりむいたり、頭をぶつけたり、様々なケガのご来院が後をたちません。

ケガはいきなり起こるもの、どのような手当をするのが良いのでしょうか?

まずキズの深さの見極めが大切!

出血が止まらない、明らかに凹んでいるなどは医療機関への受診が必要です。

すりむいた程度のキズでは、まず水道水での洗浄をしていただき、表面に汚れがないか、皮膚の凹みやヨレがないかを観察しましょう。

キズの上になにか異物がある、凹みがある、皮膚がずれているなどがあれば受診が必要です。

出血もなく、皮膚に凹みもなく、表面に異物も内容でしたら、洗浄後にまずキズパワーパッドなどで覆います。

キズパワーパッドから汁があふれることもなく、しっかりくっついているようであれば、2,3日毎の貼り替えを洗浄後にしてください。

貼ったものを剥がす時も、乱暴に剥がしてしまうとできかけた皮膚を痛めてしまいます。

ゆっくりと丁寧にはがして、キズが治ってきているか観察しましょう。

汁が溢れて貼ったものがはがれやすい、キズの周囲が赤くなって腫れてズキズキする、キズが白っぽくなっている、1週間くらいしてもキズが治ってこない、などあれば早めの受診をオススメします。

キズの深さの見極めは難しいものです。

不安な時はお気軽にご相談くださいね。

参考文献:日本皮膚科学会 創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン2023-1創傷全般

2024/2/1しもやけにご用心

寒暖差が多い毎日で、体調を崩しがちですね。

最近増えているのが、「しもやけ」の患者さんです。

この冬は暖かかったせいか、これまであまりご来院がありませんでしたが、年明けから少しずつご来院が増えています。

「しもやけ」は皮膚科的には「凍瘡(とうそう)」といい、寒冷による皮膚の血行障害によるものです。

くり返し寒冷刺激を受けることにより、うっ血を起こし炎症がおこります。腫れや赤み、痛痒さなどを生じ、酷いときにはキズが出来ることもあります。

治療にも予防にも保温が一番!外で活動される方はブーツを履く、靴下を保温効果の高いものにする、足用のカイロを使用する(ただし、やけどに注意!)など足が冷えないようにしてください。

室内でも厚い靴下や室内履きなどでの保温、暖房器具で足元を温めるなど環境を整えるようにしましょう。

汗をかいたままで放置していると、気化する際に熱が奪われこれも皮膚を冷やす要因になります。特に手足は濡れた状態で放置しないようにするも大切です。

クリニックでの治療は、ビタミンEの飲み薬、塗り薬や生姜の漢方薬などを処方させて頂いております。

参考文献:あたらしい皮膚科学第3版 清水宏著 中山書店

2024/1/17 アトピー性皮膚炎の注射薬、デュピクセントが小児に使えるようになりました。

難治性のアトピー性皮膚炎治療薬デュピクセント(注射剤)、発売から5年以上たち世界中で沢山のアトピー性皮膚炎で苦しむ患者さんの人生を変えてきました。実際に投与された患者さんを拝見するとその効果はあきらかで、“Life change drug(人生を変える薬)”と言われた由縁を実感したものです。

このデュピクセント、効果も大きいのですが、もう一つ大きなメリットがあります。

それはいまだに重篤な副作用の報告がかなり少ないということです。当院でも沢山の患者さんに投与させていただいておりますが、副作用のために中止された患者さんはいまだおられません(結膜炎などが一時的に出たり、注射部位反応は一定数の方におこります)。世界中で膨大な数の方が使用されているにもかかわらず、大きな副作用報告がごく少ないというのは驚くべきことです。

このデュピクセント、従来成人にのみ適応がありましたが、昨年9月に小児にへの適応が追加されました。

これにより、生後6か月以上のお子さんからデュピクセントを使用して頂くことができるようになりました(投与には重症度などの要件を満たす必要があります)。

当院でも小児患者さんに投与を始めており、これまで掻きむしりが強くなかなか塗り薬や抗ヒスタミン剤の飲み薬ではコントロールが良くなかった患者さんが良くなられて、喜ばれております。

2024/1/7 今年もよろしくお願いします。

皆さま佳き新年をお迎えになられましたか?

地震や飛行機事故など、今年は大変な年明けでした。

まだまだ大変な思いをされておられる方いらっしゃることに、心を痛めております。

身原皮ふ科・形成外科クリニックは1月5日より診療を開始しております。

新年も沢山の患者さんにご来院頂き、この場をお借りしてお礼申し上げます。

待ち時間が多い中、ご来院くださった患者さんには大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

ご来院くださる患者さん、皆さまのお悩みを皮膚科専門医、形成外科専門医の立場から解決し、診療の質を落とすことなく待ち時間をなるべく少なくするべく、スタッフ一同努力しております。皆さまの貴重なお時間を頂戴していることをいつも心において診療しております。


今年は当クリニック開業5年目に入ります。

これからも皆さまのお役に立つよう、皮膚科、形成外科、美容皮膚科診療に邁進して参ります。

当院は皮膚科専門医、形成外科専門医が在籍し、かつ家族で診療しているクリニックであるのが最大の特徴です。

この特徴を活かして、医学的根拠に基づいた治療をいち早く患者さんにお届けし、かつ美容診療においても美容しかみられない医療機関ではなく、皮膚科、形成外科の医学的知識、経験を30年近く有する院長と身原弘哉医師が皆さまにエビデンスに基づいた、効果的で安全かつ誠実な診療をお届けして参ります。


今年も身原皮ふ科・形成外科クリニックをどうぞよろしくお願いいたします。


2023/12/22 皮膚科で処方する医療用保湿剤

保湿剤には大きく分けて2種類あります。


モイスチャライザー

水分を沢山含み直接的に角層の水分を増加させます。

クリームやローション、スプレーなど剤型が豊富で使いやすいです。

 

例)ヘパリン類似物質(ヒルドイド)や尿素(ウレパール)

 

エモリエント

皮膚を覆うことにより水分蒸散を抑え間接的に角層の水分を増加させまず

油脂膜を形成することで水分蒸発を防ぐことから、ベタベタします。

例)ワセリンなど。

 

 それぞれの良い点、欠点があるのですが、乾燥や皮膚炎がひどいときにはどれを塗っても刺激になることがあります。


まずはお薬を塗っていただくことが大切!


患者さんと相談して、どのようなお薬をお出しするか日々考えて処方しています。



 


2023/12/16 乾燥肌には”落としすぎない入浴法”がカギ!

これからの季節に悪くなる乾燥肌

生活での注意点


石鹸やボディーソープなど、汚れを落とすものには界面活性剤が含まれます。


この界面活性剤の働きにより汚れは洗浄剤を触れるだけで浮き上がるので、

ゴシゴシとこする必要はありません。


ナイロンタオルでなくてもタオルなどでこする必要はありません。


洗浄剤をよく泡立てて手のひらで優しく伸ばして洗うことが大切です!


すねなどの特に乾燥が強い部分には

洗浄剤の使用を最小限にとどめることも重要です

  • 体を強く洗いすぎないようにする
  • 熱すぎるお湯は避ける
  • 長時間の入浴を避ける
  • 石けんはきちんと洗い流す

気をつけましょうニコニコ

<参考文献>

公益社団法人日本皮膚科学会 皮脂欠乏症診療の手引き作成委員会. 日皮会誌:131(10), 2255-2270, 2021


2023/12/11 乾燥肌とは

乾燥肌には大きく分けて3つの要因があります。


① 生理的要因 :年齢等によって自然に起こる変化


② 環境要因 :外気やエアコンによる低湿度(特に冬ですね)

お風呂の入りすぎや皮脂をしっかり落とす石鹸やこすりあらいなど


③ 非生理的要因:皮膚や全身の病気や抗がん剤や放射線などの医療によるもの



皮膚の一番外側にある角層はわずか0.2m程度と薄いものの、バリア機能があり

さまざまな物質(ばい菌やアレルゲン)から身体を守り、水分を保つ働きがあります。




<参考文献>

公益社団法人日本皮膚科学会 皮脂欠乏症診療の手引き作成委員会. 日皮会誌:131(10), 2255-2270, 2021


院長ブログ
院長ブログ
オンライン診療

クリニック案内

医院名
身原皮ふ科・形成外科クリニック
院長
身原 京美
住所
〒730-0013
広島県広島市中区八丁堀14-7
八丁堀宮田ビル7F
診療科目
皮膚科・形成外科
電話番号
082-512-4112